今回は具体的にどんな関数が使用されているのかを説明します。
関数自体は基本的な関数を使用していますが、複合的に使用しているのと配列数式という形にしている点で難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れれば他の表作成でも活用できるものばかりです。
後述しますが、この表の技術的なキモは「集計シート」です。集計シートの各セルに複数の関数を混ぜ合わせた状態で入力しています。
ただし、集計シート自体もシンプルな構成になっています。下記の図のように一番左側の列(A列)に一部セル縦結合があるものの、それ以外は結合なしの単体セルとして活用しています。
■集計シート(関数使用、上記の「入力用シート」から自動的に判別して表示)
■集計シートの全体図
前回説明したように使用するシートは2枚だけです。
1.入力用シート→このシートに明細を入力(※今後このシートを「入出金表シート」と呼びます)
2.集計シート→入力された明細が自動的に振り分けられる
このうち関数を使用しているシートは2の「集計シート」だけです。
集計シートからは「入出金表シート」から金額などを引っ張ってくる(シートをまたぐ)関数と、集計シート内だけで完結している関数を使っています。
【集計シート内だけで完結している関数について】
下記図のように集計シート内のみで使用している関数はSUM関数のみです。この関数は上記の全体図でいうと黄色の各セルに入れています。
■SUM関数はシートの表の中での縦計として使用(もう一つは費目ごとの横計で使用)
【集計シート内だけで完結していない(シートをまたぐ)関数について】
こちらが集計を行う上でキモとなる関数部分です。
とはいえ、基本的な関数群で対応しています。
各関数とその役割は次の通りです。
IF関数 | このIF関数が明細振り分けの条件になっています。このIF関数を使い入出金表シートの「年月日(厳密には「月」の部分)」と費目を判断しています。 |
TEXT関数 | この関数は上記のIF関数を補佐する形で使用しています。具体的には入出金表シート「年月日」から「月」を求めています。 |
SUM関数 | IF関数で該当した明細の金額を合計します。具体的には下記の配列数式の範囲で対象なった複数のセルの合計を算出します。 |
配列数式 | 今回のような費目ごとに合計を出す場合に、複数の範囲(入出金表シートの明細の範囲)に(集計シートのB列の各費目に)該当するセルがあり、その該当するセル全部に何かの処理をしたいときに使います。 |
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