アンケートの共通内容について(参考)

アンケート作成時、良く使う項目と内容について

「アンケートの内容をどうすればよいか」

このような質問をこれまでに受けてきましたが、これはどんなアンケートを取るのかによって決まるため、一概に「こうです!」と言えるものがあまりないのが現状です。

アンケートの項目はよく検討する必要がある

とはいえ、私自身がExcelの勉強会、IT講演会などを行う際は必ずアンケートを取らせていただいております。
その辺りのことを含めながら考えてみたいと思います。

アンケートの項目についてお悩みの方への参考にしていただけますと幸いです。

アンケートは主催側の「思い込み度合い」を測定できる


弊社の場合、アンケートを取ることで「絶対に面白い」と思っている内容が、本当にそうであったかどうかを判定する上で非常に役に立っています。
企画の内容が良かったのかどうかは参加者が決める

簡単に言えば、「役に立つ勉強会だったのかどうか」がアンケートの回答を見ることで現実を知ることができます。ちょっと怖いですが・・

(Excel勉強会で実際にあった回答例)
アンケートの回答

もっとも、アンケートを取るタイミングは、通常は「イベントの後」ですよね。この意味では「第2回」があるならば有効ですがそうでなければ、より慎重にイベント内容を検討しておく必要がありますね。

アンケートの目的だけでなく、それに「付随」することも考える


アンケートを取りたいと思うとき、その目的を満たす項目をつくる作るというのは当然のことと思います。

Excel勉強会など弊社で行うアンケートの時は、参加してくださった方が「勉強会の内容をどう思ったか」、もっと言えば、「良かったのか・悪かったのか」・・今後のために、これを知りたいわけですね。

しかし、この目的を知る・把握するだけでなく、その目的に付随する内容も含めてアンケートを回収できるといろいろな関係性もわかってきます。

たとえば、
勉強会の内容が「良い」と答えてくださった方の「年代」はどうだったのか?

たとえば、
勉強会の内容が「良い」と答えてくださった方の「Excel利用期間」はどうだったのか?

当ページではこのようなことを「付随する内容」と言っていますが、これらもできるだけ項目に含めるようにしています。
こういったことの関係を見ていくと、次回への内容の課題も見つかりやすくなるのですね。

もっとも、時代は変わり、個人情報の扱いが更に厳しくなっております。この点については十分考慮しながらですね。

設問に対する回答の難易度を調整する


一般的にはアンケートの設問に対する回答は次の3種類です。

  • 選択式(択一):複数ある回答からどれか1個だけ選択
  • 選択式(複数):複数ある回答から複数個選択可能
  • 自由記述:自由に記述


弊社で作るアンケートでは、「できるだけ簡単に回答ができる」ということを意識した設問にしています。
というのも、アンケートの回答者が必ずしも積極的に回答してくれるとは限らないからですね。

アンケートの回答の選択式の例

普通に考えると?「時間無いよ、メンドくさっ!」と思われる方もいらっしゃることを前提として考えています。
そうなると、やはり「簡単」に、そして「より的確な回収」がしたいわけです。
そのため、「回答のしやすさ」も意識しています。

自由記述式に書いてもらうことを意識したい


そして、最大の難関は「自由記述式」です。
アンケートの回答の自由記述式

「感想をご記入ください」

この項目は、全く記述されないこともよくあります。
しかし、ここに書かれている場合は、弊社側で想定した内容以外の貴重な情報が書かれていることもよくあります。

より深い内容を書いてもらうためには、アンケートに誰が書いたか分からないようなフォーマットにすることも必要ですね。
要は「匿名さん」です。こうすると、より本音で書いてくれるケースが多いように思います。
(ドキドキもんですがね・・笑)

「如何に重要な回答を引き出すか」、は難しいところです。そして回答数が多ければこの内容全体を対象にしたやり方では集計がしづらく、内容を読んで分類化させる必要も出てきます。
要は「いろいろな意味で大変」なんですね、、が書いてもらいたいところです。。

一般個人を対象とした場合の属性項目


「一般個人」の方をアンケートの対象とした場合、先にお話したとおり、基本的に求める情報が細かければ細かいほど回収率が下がるので適宜修正することが必要になると思います。

以下は、個人の属性を取るときによくお目にかかる内容です。

住所、氏名、年齢、性別、年収、学歴、婚姻歴、免許、資格、家族構成、メールアドレス、顔写真、職業、勤務先、役職などなど・・


もっとも、冒頭の方でお話しましたが、情報の管理がより難しくなっており、何でもかんでも取るような時代ではなくなってきました。
より適切な情報だけ得るという考え方が必須ですね。

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